アジトの中のカンダタの部屋。
小さな机を挟んでカンダタとカリーヌが睨めっこをしていた。
正しくは、睨み合っていた。
その部屋にセイカは足を入れる。

「おや、チェスですか」
「黙っててセイカ君!!」
「おうセイカ。無事盗めたか?」
「えぇ」

笑顔なのはカンダタで、カンダタを睨みつつ顎に手をあてているのはカリーヌ。
見ただけでどちらが優勢かわかる。
カンダタとカリーヌのチェスの強さはどちらも大して変わらない。
そのためよく二人で対決していた。
セイカは恐ろしく強いため二人とも相手にしようとは絶対にしない。

「・・・・。あーもう!シェイド君が居れば勝てるのにぃ!」

シェイドは考えていることが顔に出る。
そのためチェスや、こういう頭を使う勝負ではカモ同然であった。
さすがにポーカーはポーカーフェイスを使うが。
考えることをやめて地団駄を踏みながら叫ぶカリーヌにカンダタもチェス盤から目を逸らす。
白と黒が目の前でちらついた。

「シェイドは頭弱いからな。あー、あいつが居なくなって丸一日か。寂しいなぁ」
「何盗賊団の頭が部下一匹で寂しがってるんですか」
「一匹・・・相変わらずセイカ君きっつーい」
「・・・カリーヌ」
「うっ」

普通に話している振りをしながら駒の位置を変えようとしているカリーヌにカンダタは釘をさす。
そして再びカリーヌはチェス盤に頭を戻すが、解決策は見つかりそうに無い。
カンダタの方のキングもピンチだが、それよりもこっちの方が危ないのだ。

「今何処なんだろうな」
「さて・・・金の冠をロマリアにでも返しに行っているんじゃないですか」
「あー、そこらだろうな」
「これでどーだ!」
「甘い」
「あぁ!」

考えた末の一手もあっさりと返される。
三度カリーヌは頭を掻き回しながら考え直した。
考えている間、カンダタとセイカは雑談を続ける。

「さてさて、あの勇者たちはこれからどうするかな」
「どうでしょうね」
「このまま進むか、はたまたノアニールに首を突っ込むか」

眠っているあの街。
知らなければそのまま通り過ぎるだろうが、さて知ったなら―――。
あの勇者たちなら、関わりそうだ。

「ノアニールに100G」
「うーん、じゃあカリーヌちゃんそのまま進むに80G」
「それじゃあノアニールに1000Gにしときましょうか」
「おっ。賭けたな」
「よし、カンダタ君!これでどうだ!」
「チェックメイト。ほい終了」
「あー!!」


平和な、日常だった。









遅くなった上短文でごめんなさい!
いつのキリか忘れましたが500とかそこらへんだったと・・・(最悪)
makerSatさんに献上します!
makerSatさんだけお持ち帰りください。



プラウザバックぷりーず。